１０月に入り、いよいよ運動会の練習や準備が本格的に始まりました。今日は、応援団の団結式で、全学年が運動場で紅白に分かれ、団長を中心とした応援団のレクチャーのもと、応援の練習が行われました。

「フレーフレー！紅組！」
「もっと、腰をそらして、大きな声で応援してください！」
団長が檄を飛ばします。
　運動会のスローガン「絆を深め、全力で頑張る玉川魂！」の達成に向けて、応援団の熱い思いが伝わってきます。

　練習の終わった子どもたちが帰った運動場に、ポツンと残っている先生がいました。グラウンドにまだたくさん生えている雑草を、ていねいに取っておられます。そして子どもたちが下校した後、今度は学校中の先生方がグランドに出てきて、あちらこちらで雑草を取っています。先生方は草取り中おしゃべりすることなく、それぞれが黙々と草を取っていますが、「玉川小の子どもたちのためにきれいなグラウンドで運動会をさせたい」という温かで深い絆を感じました。

　「絆を深める」とは、つながりを深めていくことをめざしています。運動会で絆を深めるといえば、演技や競技で肩を組み、力を合わせている姿が目に浮かぶかもしれません。
　けれど運動会のスローガンは、実は運動会をよりよいものにするために、一人一人がそれぞれの立場で、準備や練習中だけでなく、すべての場面でめざしていくものだと思います。
　子どもたちが自分たちで決めたスローガンを達成し、自分たちの運動会にするために、見える所はもちろん、見えない所でも頑張れる子どもたちを育てていきたいと思います。