23-108 子どもが主役の授業 2023-09-14 19:33:46

 学校の主役は子どもたちです。けれど、一生懸命教えようとするあまり、授業中に先生がたくさんしゃべって、子どもたちは黙って聞いているだけになってしまうことがあります。授業内容によってはもちろん、先生がたくさん話し、しっかり教える時間もありますが、玉川小学校でめざしているのは、子どもたちに任せる授業、子どもが主役の授業です。

 理由の一つは、今後児童数が減り複式学級になったときのためです。複式学級になれば、一つの教室に2つの学年が一緒に入り、前と後ろで背中合わせに座り、2つの学年を先生が行ったり来たりで教えることになります。自分たちで授業を進める力、子どもたちが話し合いながら主体的に学ぶ力をつけておくことは、たとえ複式学級にならなくとも子どもたちの今後の生きる力につながります。

「ここが底面になるやろ?直角三角形だから長方形の半分やけん、直方体の体積を出して、後で2で割ればいいんじゃない?」
「え、でも、底面積×高さなら、その式じゃダメなんじゃない?」
「あ、そうか。ほくのは底面積が三角形じゃなくて長方形になるのか!」
「答えは同じになるけどね。」

 6年生はペアや3人でこんな交流をしながら三角柱の体積を求める学習を進めていました。先生はニコニコ交流を聞きながら各ペアを回っています。子ども同士で考えを付加・修正し、正しい答えを導き出していました。子どもが主役の授業に近づいています。
 これからも、子どもたちが自分たちの力で学びを深める授業を、みんなで作っていきたいと思います。

画像をクリックすると拡大表示されます

 

Copyright(C)2007 Oomuta City Kyouiku Iinkai. All Rights Reserved