23-105 全員が全員の担任 2023-09-11 18:49:10

4階に上がると、
「Curry&rice,Hamburger,Cake,Spaghetti,Steak・・・」
「I ate watermelon.」
元気な英語が聞こえています。

 教室をのぞくと、あれ?5年生の教室に6年生の担任の先生が・・・・6年生の教室には、5年生の担任の先生が・・・実は、5,6年生は外国語の時間に担任の先生が、毎回入れ替わって授業をしているのです。

 子どもたちは、何の違和感もなく楽しそうに学習をしています。玉川小学校の弱みは、多様な人との関わりが難しいことですが、少しでもその解消になるようにと、5,6年の担任の先生が話し合い、交換授業を位置づけているのです。また、中学校に行ったら教科担任制となり、1人の先生がずっと教える環境ではなくなります。玉川小学校は「全員が全員の担任」というスタンスで、子どもたちの指導を行っています。
 そのため他にも、6年生の理科の学習に教務主任の先生が、2年生の国語の学習を特別支援学級の先生が、学力向上タイムには、下級生の先生や校長・教頭・主幹教諭が、というように担任の先生以外が教えるという場面は実はたくさんあります。

 どうしてもクラスの友だちは固定していますので、せめて先生はいろいろな先生との関わりを持たせたい、みんなで子どもたちを育てたいと、工夫しているのです。

「Great!」
「Good job!」
「Excellent!」

 担任の先生ではない先生からほめられて、5年生も6年生も嬉しそうです。このように、新たなつながりや人間関係の広がりが見られています。もうすぐ今年度も折り返し、小回りの効く玉川小学校の強みを生かして、全職員で全児童を育てていきます。

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