久しぶりに強い日差しが少し和らぎ、給水や休憩など熱中症に気をつけながらも外遊びができそうな今日の中休み。一番最初に運動場に出てきたのは、6年生でした。意気揚々とボールを持って飛び出してきたので、やっと遊べる！と喜んでいるのだと思っていました。ところが、6年生はみんな、運動場のグラウンドに座って、ニコニコ草取りを始めました。

　そうでした。6年生は1学期末に、運動場の草が生える勢いがすごいので、学校のみんなのために草取りをするとみんなで決めていたのでした。6年生は自分たちですると話し合ったことを夏休みが明けても継続していたのでした。なんて素敵な6年生でしょう。

　そして、5分ほどするとたくさんの下級生が遊びに出てきましたが、そんな6年生の姿を見て、手伝う下級生の姿も見られました。しばらく一緒に草取りをすると、
「よし！遊ぼう」
と、持ってきたボールで下級生も交えて元気に遊ぶ6年生。草取りも「しなければならない」と思ってすれば義務的になってしまいますが、6年生のように「遊びに出たついでにちょっと草取りしよう」だと、無理なく続けられるのかもしれません。

　本当に素敵な6年生に育っています。6年生の姿を見て、自然と手伝う下級生やその姿をしっかりと瞳に焼き付けている下級生。きっと玉川小学校のよき伝統がつながっていくのではないかと思った休み時間でした。